富山の家具職人よ!ミヤモト家具に集合の時です(^O^)/
こんばんわ。オーナーの宮本です(^^)
ミヤモト家具をやり始めた10年以上も前から、休みもろくに取らず、昼食も食べずに働いたって事も珍しくも何ともなく、
ただただガムシャラに走ってきた。
以前は人っ子ひとりも来ない店内で、「仕事がしたくても出来ない」なんてことも多々あり、何から手を付けなきゃも分からない私は、とりあえずお世話になった人に挨拶にまわった。
「必要な事があれば、いつでも呼んで下さい」
20代半ばの愚かな私にも、不思議と当時から温かいお言葉をくれたお客様は沢山いた。
一番最初のお客様のことは、今も鮮明に覚えている。忘れられるはずもない。
とある仕事で知り合った、役所にお勤めの藤井さん。
父親もいない私で、当時は泣かず飛ばずの家具屋を経営する私に、同情してくれたのかもしれない。仮にそうだとしても、私はとっても嬉しかった。
「宮本さん。あなたならきっとやれる!」
当然根拠があるわけでもない。ただ、そう言っていただき、当時はなんだかとても救われた。
その時に誓った事は、
「いつか必ず、富山県で最も多くの人に愛される家具屋になって、藤井さんに恩返しをしよう」
時折いまでもふと、当時の事を思い出すことがある。
昨年末に、お孫様のベットを購入された藤井さん。
週末に人で溢れかえるミヤモト家具を見て、
「社長さん!私うれしいわ〜。お客さんや従業員の方が、本当に楽しそうにしていらっしゃる。こんなに忙しい店になって、わたし本当にうれしいわ〜」
と、本当に心がこもっているっていうのは、こんな話し方をされるんだな、とその時感じた。
私は、藤井さんの言葉を聞いて、今までの事が全て報われたような気がしたのだ。
うちの若いスタッフからしてみれば、お客様が店にご来店されることが、いわば「当たり前」といった感覚もあると思う。
でも本当はそうじゃない。
当時の私が夢に思い浮かべた店内の風景が、今のミヤモト家具にはあるけれど。これが「普通」であるはずがない。
という事で、私はそろそろ、新しい工場の設立に着手しようと思っている。
将来的には、ワークショップとして、子供達やお父さん・お母さんの為の木工の教室や、工場内での製造販売。AFブランドの新製品開発、無垢の家具に囲まれてのカフェ!などなど、新工場設立にあたっての夢は大きい。
2年後に一気に実現しよう!なんて思ってたけど、昔のミヤモト家具の様に、少しづつ積み上げていく楽しみもよかろう(*^_^*)最近は、専属職人のシマちゃんや、協力工場に頼りっきりだったし、ここらで、またゼロから始めたいなぁ〜(^^)と思っています。
ちなみに本物志向のミヤモト家具は、新工場でも、無垢材のみしか取り扱いは致しません!なんせ頑固者ですので(笑)。
そこらで能力を発揮することなく、価格と納期に追われて埋もれている家具職人よ。
そろそろミヤモト家具に集合の時である。
私の一番最初のお客様。頂いてばかりだった藤井さん。それに、これまでミヤモト家具を支えていただきましたお客様。
恩返しの方法がようやく思い浮かびました(^_^)v どうぞお楽しみに!それでは皆様、ごきげんよう(*^_^*)
宮本 豊彰
Vintage Factory
ミヤモト家具
INTERIOR SHOP MIYAMOTO