「普通」を極めてこそカッコイイ(^^)
[普通だけど格好いい」
「よくありそうで無いデザイン」
私は意外とそんな家具を理想としている。
最近では、随分と凝ったデザインのモノや、熟練の職人が作ったものだとしても何か主張しすぎるような家具を多く見かける。
「いい家具」の基準は人それぞれと思うが、少なからず私は、現代の一般住宅に似つかわない程のカッコイイ家具は好きではない。
私共、ミヤモト家具は、いつも普通を極めたいと思っているのだが、言葉にするのは意外と難しい。
ということで、きょうはこんな製品をご紹介したいと思った。
本日、発売したばかりのリビングテーブルである。
タモ無垢材クリアオイル仕上げと、
同じくタモ無垢材のダークオイル仕上げ。通称、ミヤモト家具いわく、「タモダーク」である。
これ、もっともふつうに見えるのだが、シンプルであるが故、素材本来の持ち味が、十二分に発揮されている。
さらに、よく見ると、あらゆる角度で無垢材が削り出され、絶妙な陰影がより立体感を際立たせている。
そして何より機能的だ。
アンティークの可能性を秘めた、ミヤモト家具らしい一品である。
当然私は気に入っているし、うちのスタッフからの評価も高い。
手に触れると心地よく、傷が付いて愛着もわく。
そんな家具が好きなので、きょうからこれを展示し始めた。
いい素材を使うから、「普通」を極めたい。
これも、ミヤモト家具的「いい家具」の基準である。
宮本 豊彰
ミヤモト家具
INTERIOR SHOP MIYAMOTO