杉木 涼 という男

 きょう、とっても忙しかった時間帯が去り、夕方に現れた男。
頭の弱そうなカジュアルなファッションで身を包み(笑)、隣に何とも似つかわしくない可愛い彼女を寄り添えた(随分さんざんなご紹介ですが!)杉木 涼君が休日のデート帰りに現れました(*^_^*)
 昨年度の新卒の面接で、最終的に3名に絞り、随分迷い迷ったあげく、最後に
「尊敬する人物は」と聞いた所、
「松本 人志です」と答えた時、まんざら馬鹿でもなさそうだと確信いたしました(なんのこっちゃです!)
 当時、富大の芸術文化学部の学生だった涼君は、あどけない顔で、体も今よりもずっと細く、面接の時点では好評価であれど、「うちで勤まるかなぁ〜」と、私も合格の返事をするのを最後まで戸惑ったのを思い出します。
 入社当時の写真です



 この写真の頃から、およそ半年がたちました。
昨日、遅くまで残業していた彼は、ふと私に、
「社長、きょう打ち合わせをしていたYさんに、ほんとに杉木さんに担当してもらえてよかったぁ〜って、購入頂いたあと、まだ納めてもないのにとっても喜んでくれて…、泣きそうになっちゃいました」
 なんて、このことを私に報告する時点で泣きそうになっていた涼君(笑)。
 おかしな奴だな〜って思っていたけど、自分も会社をやり始めた頃、今の彼と初めて同じことを言われた時に、同じように泣きそうになったことを帰り際に思い出しました。
 その時の気持ちを会社が忙しくなるにつれ、私は情けないことに忘れそうになっていました。
 夜遅くまで、過酷な労働をしいられる時も、何一つ愚痴も言わず、いつも笑顔でみんなを盛り上げる姿は、私も幾度となく勇気づけられています。
 不思議と私自身、ひょっとすると彼はこれからのミヤモト家具を変える男になるのではないかと感じてしまうほど(まさかそれは言い過ぎかな?)
 まあ冗談?はさておき、やるからには取締役、いわゆる共同経営者を目指してもらいたいものです。

 「涼君、きょう彼女に初めて逢ったけど、とっても可愛くて、礼儀正しく優しそうな、本当にいい彼女だったよ。
 ただし涼君、きみも負けず劣らず…いい男だな(*^_^*)」

                          宮本 豊彰

 ミヤモト家具
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