15年前のお客様

 長く商売をやっていると、不思議なご縁を感じることがあるものです。こんばんわ。オーナーの宮本です。
 きょう、15年前に全身のミヤモト家具(正確に言うと、宮本家具)
で、当時、本棚を特注されたご夫婦の息子さんの話を聞くことができました。15年も前にご購入頂いた、当時のミヤモト家具の本棚ってどんな製品だったんだろう。ちなみに、今ならこんな感じ

 良くも悪くも、今と昔では方向性が違っていたのは事実。
 しかし、息子さんは現在22歳。弊社のデスクをご購入予定です。当時、若干7歳だった少年は、時を経て、現在のミヤモト家具に辿り着いたというわけです。
 ご両親は、息子さんからミヤモト家具の名前を聞いた時に、随分と驚いたそうです。まさか、今のような店になっているとは知らず、随分シブイ選択をするな〜と、思った事でしょう(笑)。タンス製造が出身のミヤモト家具は、時にこんなお客様が訪れることは珍しく無く、当時二十歳だった私にとっては、何一つ良い思い出がありませんでした(笑)。
 ただ、不思議と今は懐かしく、笑いごとのように振り返る事ができるのは、私も大人になったからでしょうか?
 お客様から、「ミヤモトさんの家具はつくりがいいね〜」なんて言われると、「ええ〜、タンス屋出身ですから」なんて答える私も、良くも悪くも、これまでに70年歩んできた歴史を、冷静に振り返ることが出来るようになれたんだな〜と感じます。
 世代が代わっても、末永く愛されるインテリアショップでありつづけたい。今は純粋にそう思います。格好つけているだけの、インテリアショップにはいたしません。
 話は戻りますが、息子さんのご両親の15年振りのご来店、とても楽しみにしております(笑)。S君!ちゃんと連れてこいよ!過剰接待いたします!

                          宮本 豊彰