悲運のエース
オーナーの宮本です。
私の尊敬するスポーツ選手のひとりに、西武ライオンズの西口投手がおります。
今から数年前。全盛期の西口投手は、投手部門のタイトルを総なめし、パ・リーグのエースと評されました。
いざ日本一へと乗り込んだ日本シリーズでは、念願の日本一へと導くべく、フル稼働で投げ続けました。
結果、彼は好投したものの、勝ち星を手にすることが出来ず、チームも日本一を逃しました。
その後、2度の日本シリーズで勝つことの出来なかった彼は、「悲運のエース」と呼ばれました。
以前、私共の取引先であったハウスメーカーで、私たちは100発100中の受注率で、
たくさんのお客様の信頼を勝ち取りながら、とある事情で取引停止になった経緯がありました。
「自分たちは完璧な仕事をしたんだ。僕らはベストを尽くしたんだ」
そんな思いやプライドが、今のスタッフを支えてくれました。
今も、そのハウスメーカーのスタッフの方々が、何の利益も求めることもなく、
当社を紹介いただいており、人と人とのつながりがあったのだと思うと、
今も胸が熱くなる思いです。人は、私共のことを「悲運のエース」と呼びました。
会社同士のつながりがなくたって、スタッフひとりひとりの信頼関係や、
ひとりひとりのつながりがあれば、私たちはいつでも全力を尽くします。
西口投手だって、自分のようなファンに、背中を押されて投げ続けたはず。
「悲運のエース」上等です。私たちにとっては褒め言葉。
支えてくれるお客様と、今も応援してくれるスタッフの皆様がいる限り。
宮本豊彰